茶道教室 11月 【炉開き】

茶道では
11月は「茶人の正月」と言われ
一年の中でもっとも大切な節目の月です

【炉開き】とは
これまでの風炉の使用をやめて
「炉」を開き
新しい季節を迎え
お祝いの日でもあるのです

守屋先生が
たくさんのモノを運んでこられました

何が始まるのか
みんなは土間に集まって
様子を見ています

まずはじめに
何も入っていない炉の中に
灰を入れるところから

釜はね
こうして持つの
手に油とかもついているからね
乾いた灰の上に
少し湿りのある灰をのせて
この羽根の箒で
サッサと掃くねんよ

へぇ
なんの羽根かなあ
こっちは
化粧用の羽根
これはね
鶴の羽根なんよ
そうして
灰が入れられて
五徳が整えられました
さあ
今度はお香を入れるよ

これは練香

どんな匂いなんかなぁ
どれどれ
次は炭を置いていくよ
炭はね
炭焼き小屋で焼かれていたように
置くんやで

みんな
ジッとしずかに
見守るように
その様子をのぞいています
これで
炉が整えられて
室礼もお祝いの掛け軸がかけられました

この時のお花はひとつ

おめでたいものをいけますね

今日は西王母という椿

そして
次々と今日使うための
道具が出てきます
興味津々に聴いていて
出てきた箱の紐掛けも
やってみたい5歳のFちゃん

先生にていねいに教えていただいて
初めての蝶結びもできました
お菓子の準備も
これまでの干菓子の置き方を
思い出して…のはずが

盛りすぎたり
何度も盛り直してしまって
ついに粉だらけ


そんな失敗があっても
また次に活かせます
羊羹はどうやって分けようか
考えながら
準備をすすめます
そうして
ようやく着いたお席

みんなが何やら
ごにょごにょ話してる…

お菓子を取るときは…
お茶が来たら…

教えあっているのです
習ったことを
わかっているものが教えて
それをちゃんと聴いて
自分のものにしようとしている

小さい子も
それをしっかりと聴いていて
やろうとする
お客様へのおもてなしも
ていねいに

これまでのことが
しっかりと力となって
身についてきています

楽しみながら
ワクワクしながら
向かうことは
着実に身につくことに結びついていきます

まなび舎 和樂-waraku-

根幹をじっくりと育て しっかりとした枝葉を伸ばし 豊かな花実をつけられるようなまなび 日本の文化の継承と世界の文化の融合できるような活動 次代を引き継ぐ子どもたちに豊かな感性を…

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